アトピーの歴史

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アトピーの歴史

発見から命名まで

こんにちは。

あなたはアトピーの歴史をご存じですか?今回はアトピーの歴史をまとめてみました。意外とみなさんご存じないのではないでしょうか?

アトピーって、結構最近の病気なんじゃないの?と思われますよね?

それが違うんです。

日本では1800年ごろ、江戸時代の文献に「雁瘡」(がんがさ)という皮膚病のことが書かれていて、これがアトピーじゃないかと言われてます。

そして、世界的には1892年フランスの医師、ベニエが子供のかゆみが出る原因不明の湿疹について研究し、「ベニエ痒疹」と呼び、これがアトピー性皮膚炎の世界初の記録だと言われています。彼は「かゆみの出る湿疹は、ぜんそくなどといった症状と一緒に起こる」という共通点を見つけました。

こんなに昔からあったんだ、と驚きますよね。

そして、20世紀に入り、体内に異物がはいると体に変わった反応が起こることを 「アレルギー」と呼ばれるようになりました。                 そして、喘息も異物に対する体の「アレルギー反応」ではないかと考えた人がいました。

それはアメリカ人医師のコーク(もしくはコカ)。

彼は、アレルギーが遺伝によって起こりやすいことに注目しました。1923年、それらの症状に対し、ギリシャ語で「奇妙な」「変わった」という意味の「アトピー」という名前をつけました。

その10年後、アメリカ人医師、ザルツバーガーが皮膚炎や喘息、アレルギー性鼻炎が深く関係していることに注目し、皮膚炎を「アトピー性皮膚炎」と呼びました。

しかし、ここでひとつの大きな疑問が生じます。アトピー患者の皆さんならすでに疑問を持たれていると思います。

当時、アトピー性皮膚炎と診断された患者のうち、3割の人は皮膚炎だけの症状で喘息もアレルギー性鼻炎も発症していなかったのです。

そう、「アトピー性皮膚炎」はアレルギーが原因なのか?

この原因については今も研究が進められています。

原因について最新の研究

アレルギーが原因なのか?という疑問についてひとつの答えが出ました。

2015年 4月に慶応義塾大学医学部とアメリカ NIH(国立衛生研究所)の研究グループが黄色ブドウ球菌などの細菌が異常に繁殖することによりアトピー症状が引き起こされることを解明しました。プレスリリースされた資料です。

実は40年以上も前からアトピー患者の皮膚に黄色ブドウ球菌が多数存在することがわかっていました。

ですが、このことが炎症の原因なのか、慢性炎症の結果なのかが長らく議論されてきました。近年の研究により皮膚表面には多種多様な細菌が住んでいて、アトピー症状が悪化したときに細菌の多種多様性が失われ、黄色ブドウ球菌がそのほとんどを占めるようになることがわかりました。ただ、動物での実験データがなかったため因果関係が証明できていませんでした。

この実験では人為的にアトピー性皮膚炎を発症させたマウスを作成しました。その皮膚からは黄色ブドウ球菌が大量に検出され、抗生物質で抗菌治療を行ったところ  正常な細菌バランスに戻り、症状が出なくなりました。

治療の未来

原因が判明したところで、治療法は大きく変わることになります。

皮膚上の細菌バランスを正常化する、つまり黄色ブドウ球菌だらけなのを正常の多種多様な細菌の集まりに戻す治療法が開発されることで、ステロイドに頼ることのない治療ができるかもしれません。

新しい治療法の開発に期待です!!

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